世界中の様々な食の規律等｜ブランド総合研究所

世界中の様々な食の規律等

全世界に16億人以上の信者がいるといわれるイスラム教では、合法的で許されたものを「ハラル」と呼び、そうでないものは食べてはいけないとされています。
イスラム諸国からの来訪者は、2017年に約120万人おり、2011年から毎年10万人以上ずつ増加しています。

豚やアルコールなどを口にしてはいけない。

国や宗派、個人によってハラルの基準や判断が異なっている。

ヒンドゥー教やジャイナ教を信仰するインド国民や倫理面・健康面を気にする欧米人の中には、動物性食品の摂取を行わない「ベジタリアン」がいます。多くの方は鶏卵や牛乳は食べることができますが、それらを含む一切の動物性食品の摂取を避ける「ヴィーガン」の方々もいます。

・一般的なベジタリアンは、植物性の食品と卵は食べるが、肉や魚は食べない。
・ヴィーガンは卵、牛乳、ハチミツを含めすべての動物性食品を食べない。

魚介類は食べられるベジタリアンもおり、人によって食の制限の内容が異なる。

ユダヤ教徒は、イスラエルや米国を中心に世界中で約1300 万人いて、富裕層も多いのが特徴です。食べても良いものを「コーシャ」と呼び、そうでないものは食べてはいけないとされています。

・えび、貝類、うろこのない魚などは食べてはいけない。
・鳥類では鶏、鴨、アヒル、ガチョウ、七面鳥しか食べてはいけない。

・同じ料理の中に肉と魚を両方使ってはいけない。
・同じ料理の中に肉と乳製品を両方使ってはいけない。

日本人でも食物アレルギーを持つ方が増えていますが、外国人の中にも少なくありません。
アレルギーの元となる成分（アレルゲン）を摂取すると、健康被害が生じますので、注意が必要です。また、人によってアレルギーの種類や発症する症状が異なります。

・特定原材料7品目…卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生
・特定原材料に準じる20品目… 大豆、牛肉、豚肉、鶏肉、あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、
　くるみ、バナナ、さけ、さば、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ごま、ゼラチン、カシューナッツ

・人によって摂取による症状は様々。軽い場合もあるが、最悪死に至ることもある。
・原因食物でも症状が誘発されない量であれば食べることができる。